好きという気持ち
人にしろ,ものにしろ,ことにしろ,何かを好きだと思う気持ちは,とても人に力を与えるものだと思う。
私などは,“好き”だけで研究を続けているようなものだし(まぁ…好きだけでなく苦労することもしんどいことも多いけれど),結局やめられないでいるのは“好き”だからに他ならない(職業にはできなかったけれど。あと,たまたま環境に恵まれて続けられたというのもある)。
好きなことを仕事にできなくても,なにかを好きという気持ちは,つらいことしんどいことがあってどうにもできなくなったときの,一種の支えになると思う。
好きな人・もの・ことを増やすもあり,好きな人・もの・ことをひろげるもあり。
ブログをはじめてみて,私は“書く”ということも好きなのだと気が付いた。願わくばそれが他人に読んでもらえるとうれしいということも。書くことはきっと私の支えになってくれる。
弱いところをなおすだけでなく,強みをのばすというのがポジティブ心理学の考え方の根本になっていると私は考えている。強みというのは結局,強い思いに支えられていて,その強い思いとはすなわち“好き”だと思う。一時的に嫌いになっても,離れられない“好き”。
研究,書くこと,音楽,だじゃれ,そして息子,人と関わること。すべて私の“好き”。
人と関わることが好きだから,結局,生きることができているのかもしれないです。