子育て中の母親が「自分のしたいことをする」こと
昨日の続きのような話になるが,あくまで私の場合であるが,育児がつらい・しんどいのは,自分の体がやや丈夫でないことに加えて,「子どものことばかり考えねばならない」「子どもの幸せをまず第一に考えねばならない」「虐待にならない程度に叱り,でもほめて,すくすく良い子に育てねばならない」という,いわば「べき・ねば」信仰に陥っているからかもしれないと思う(「べき・ねば」は私の性格でもあるのでなんとかしたい…)。
そんな私を笑い飛ばしてくれたのが私の大切な友人で「あなたのやりたいことは研究でしょう? じゃあ研究を大切にしようよ」「子どもは放っておいても育つから。自分でさせるくせもつくから」「あなたは研究をして! そして教壇に立って! 私は応援する」という励ましをくれた。
それを後押ししてくれるような記事がこちら
www.toushin-1.jpこんな取り組みをしている人もいる。
このようにして働いている女性もいる。
style.nikkei.comそうした生き方に批判があるのも,わからないではない。
結局のところ,母親になったからすべて子どものために人生ささげねばならない,ではなく,まず自分がしたいことをしないと,「子どものために~も…も我慢したのに!」ということになって,結局子どもを憎むことになってしまいかねないな,とふと考えた。
ちなみに私は,子どもをもつまで「自分は完全に専業主婦向きの性格なので,子どもももつことになったし家庭に入ろう」と思っていたが,産後に「あれ?私専業主婦向きの性格だと思っていたけれど違うかも。私のしたいことは心理学の研究と教育かもしれない」と思った者です。
専業主婦と仕事を持つ女性の違いは,この場では問題にしないが,子育て中(子どもが何歳であっても)の女性でも,自分のために生きていいというか,自分のために生きよう,というのが許容されてほしいなと考えた。
最近読んだ本。