羽化
羽化とは辞書をひくと次のように書いてある
1 昆虫が幼虫または蛹さなぎから変態して成虫になること。 〔養蚕では化蛾かがという〕 → 孵化ふか ・蛹化ようか
2 人間に羽が生え、空中を飛べる仙人となること。うけ。 「 －して登仙とうせんするの想あらん／真善美日本人 雪嶺」 → 羽化登仙
とりあえず2番はおいておく。
ちなみに羽化と脱皮は違うらしい
昆虫…セミ，チョウ，トンボなどの羽化をみてみよう，みたいなページが図鑑によくあるが，夏休みの自由研究に決して昆虫観察を選ばなかった私は，羽化を実際にみたことはない。そもそも幼虫から昆虫を飼ったことがないので当然と言えば当然のごとく見たことがない。先日近所のお宅がカブトムシを幼虫から飼っているとおうかがいしたが（お子さんのいるご家庭）羽化したんだろうか。したんだろうな。
でも図鑑でみた羽化の写真はとてもきれいで，心動かされたことを覚えている。
昆虫の場合，幼虫から成虫になるときに「変態」するということではっきり「子ども」から「おとな」への変化がわかるが，人間の場合は「変態」も「羽化」も「脱皮」もしないのでおとなへの変化がわからない。わからないばかりか，おとなになっても発達し続けるので（生涯発達心理学では，産まれてから死ぬまで人は発達すると捉える。老化や衰退と呼ばれる現象も含め），さらにわからない。
おとなになっても人間は羽化できるのかもしれない。何度でも変われる。おしゃれして服装変えてということだけでなく，こころも羽化できる。
子どもから大人への人間の場合の羽化。我が息子，大事に見守ってやりたい。
ちなみに，羽化は昆虫にとっても命がけのようで，以下のようなページも見つけた
昆虫写真が苦手な方もいらっしゃると思うので，埋め込みにせずタイトルだけでリンクしておきます。大人になるのは，生き物にとって大変なことなのです。
たぶん。
