暑気払い

そもそも暑気払いとは。

kotobank.jp

ネットで調べると,食べ物に限定するサイトが多いが…。

allabout.co.jpというわけでコトバンクにしたがって「夏の暑さを払いのけること」「 暑さに負けそうになる心身を元気づけること。また、そのために何事かを催すこと。暑さよけ」の意味で書く。

昔,暑気払いということばが普通に使われていた頃は(いまでも普通に使うのだろうか?),まだここまで暑さはひどくなかったと思う。私が子どものころは気温が30度超えたら大騒ぎだったが,今では35度超えたら大騒ぎという感じで30度は割と当たり前だもの。

暑気払いという言葉で思い浮かんだのは,風鈴。風鈴と書いたらなんだか急に風鈴が欲しくなってきた。元気づけられるかどうかはわからないが,あのちりんちりんという音は夏の暑さを払いのけてくれる気がする。気持ちだけでも涼しくなるような気がする。

それから,ガラスの器。きらきら輝いているものが好きな私だけが元気づけられるものか…。

夏野菜。なす,ピーマン,おくら,きゅうり,トマト。私の実家は農業をしているので,この類の野菜はいっぱいとれる。いまでも実家に遊びにいくときゅうりをくれるが,食べても食べてもおいつかない。母のつくるきゅうりの酢の物は絶品だ。息子は切ってマヨドレをかけるのが好きらしい(卵アレルギーなのでマヨネーズが無理)。そして息子はトマトはすっぱいと言って嫌がる。なすは普通に好きらしいが,夫は油いためでしか食べない。でも私は母の作ったおひたしが好きだった。…おひたしでいいのかなぁ。ネットで調べても母の作ったものに似た写真が出てこない。

多様な食べ方で夏野菜食べてくれぃ,息子よ。

そうめん。実家ではお中元に素麺をくれる人がいて,買わなくてもいつも素麺があった。そして夏になると素麺の登場頻度が増えた。茹でる時は暑いけれど,ガラスの器に盛ると涼しさ気分倍増。そしてつゆにねぎなどを入れて食べる。私はつゆがだんだん薄くなってくるのが子どもの頃すごく嫌で,いっそのことと思って醤油を入れたことがある。ストレートつゆだとこういうとき調整しにくいのね。濃縮だと濃さを調整できるけれど。

あら,また子どもの頃の思い出話になったわ。

インターネットで調べると現在は「暑気払い≒夏の飲み会」らしいけれど,私は風情を楽しみたいな。