開館

コトバンクによると「開館」とは以下の意味がある

kotobank.jp1 図書館・博物館・映画館など「館」と名のつく施設の業務を新たに始めること。⇔閉館。
2 図書館・博物館・映画館などがその日の業務を始めること。「11時開館」⇔閉館。

「館」のつく施設は,思いつくだけでも図書館,博物館,映画館,公民館,市民(町民)会館,ネタが尽きたので調べてみると水族館,体育館,領事館,大使館,美術館などがあった。

それらの業務を新たに始めることや,その日の業務を始めることが「開館」。

そもそも「館」という字の成り立ちや由来はこちら

kotobank.jp先日の関西地方の地震や,今回の豪雨で,「館」関係は大きな被害を受け,閉館を余儀なくされたところも多いと思う。特に貴重なものを保管している図書館,博物館,水族館,美術館などは,館内に保管されているものの破損や被害状況も気になる。また,公民館や体育館などは避難所になったところも多いだろう。

美術館や博物館にも足を運びたいと思いつつ,幼児がいるとなかなか訪れる機会がない(京都鉄道博物館リニア鉄道館は行ったが,私の趣味に近いジャンルの博物館や美術館はなかなか…。

というわけで,私にとって一番好きな「館」は「図書館」となる。仕事柄,調べ物をすることが多くてよく使うし,仕事以外の本も好きなので。

というわけで,今回の度重なる自然災害で図書館は大丈夫かというのが気になる。地震の震度が大きかった場所では本も視聴覚資料もたくさん落下したであろう。整理にも時間がかかったであろう。水害の被害が大きかったところの資料類は大丈夫だっただろうか。

普段「開館」しているのが当たり前と思ってしまっているだけに,いざ閉館となるとなると,寂しいし,職員の方々のご苦労はいかばかりかと思う。

今回の地震で,私のなじみの図書館のいくつかはしばらく閉館を余儀なくされた。そのうちひとつは,しばらくして開館はしたものの,館内に危険個所があるということで予約資料の受取と返却のみの業務とのこと。

寂しく思いながら行ってみると,なんとカウンター周りの場所をめいっぱい使って,プチ・ブラウジングもできるようにしてくれていた。立ち入り禁止部分の方が多いのに資料を並べてくれて。

嬉しかった。

当たり前の場所が当たり前のように開館してくれるありがたさを実感した