ちゃんと怒りを感じることのむずかしさ

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そうそうそう!と思った記事でした。

ポジティブ心理学やってますというと,いつも気分はポジティブでにこにこ上機嫌で,しんどいとかつらいとかいう感情は気のせいだから持たない方がいいですみたいな学問かなと思われがちだが,ポジティブ心理学はそのような学問ではないし,私自身の考え方もそうではない。

ポジティブ心理学は「人間のもつ良い面に目を向けてそれをのばしていこう」というものであり,ネガティブにふたをしようというものではない。

私自身は,ポジティブ心理学の中でいかに”ネガティブ”を扱うかという点に目を向けたい。怒り,しんどさ,苦しさ,悲しさ,そのようなものがなければないに超したことはない。でも,生きている以上,怒りもしんどさも苦しさも哀しさもある。それに蓋をして生きていると,いつの間にか”自分”がなくなる。

しっかり怒りを感じること,自分をもつこと,大人になっても難しいことではある。うまい表現方法も試行錯誤しながら模索していくものだと思う。

だって人間だもの。人間だから笑うし怒るししんどいし苦しい。うまい怒りの表現も,人間だから,いろいろやってみて,失敗したり,成功したり,あらまぁということがあったりのなかから見つけていくのだと思う。

こわいのは「自分は怒っている」ということに気づかなかったり「怒っているような気がするけれど気のせいかも」と感情をおおいかくすこと,な,気がした。