2月保育参観

2月の保育参観に行ってきた(4歳児クラス(年中),縦割りクラス)

まず,園庭遊び。各ホームの3歳児クラスが何か親子遊びをしたあと,各ホームの4歳児クラスが親子遊び。「けいどろ」。子どもが警察で親がどろぼう。別に我が子が我が親をつかまえなくてもよかったらしい。おっとり歩いていたら,Eくんがにこにこしながら「つかまえた」と引っ張ってきた。あらら。

そのあと,1時間ほどお部屋遊び見学。途中ちょっと休憩していたが,我が子だけでなく全体を見るようにしていた。我が子はひたすら隅っこで車と積み木をしていたが,おでん屋さん,お医者さんごっこも展開されていた。本人に聞くと積み木で街やビルをつくっていたらしい。ごっこは遊びの頂点だと見ていておもった。ホームごとの交流もあったり,先生もお客さんとして入っていた。

11時から「サークルタイム」。お集まりの時間。出席確認,先生から一言など。今日のお当番の年長の子はむちゃくちゃ緊張してかたまっていた。「きょうはにがつここのか,てんきはくもりです,~くみさん,かぞえます。おやすみは~くんです」。それから先生から注意事項,連絡(子どもに)があって,年長組の給食当番の子が給食配膳。配膳完了次第給食。

11時半から12時まで懇談の予定が,最後に「保護者の方,最後なのでおひとりお一言ずつ,今日の感想やお子さんに困っていることなど…」と担任の先生がおっしゃったので,終わったのが12時40分くらいになっていた。

まず,年長組の子どもがきて,ひとりひとり母親の方をむいて抱っこしてすわって,お母さんに「子どものいいところ」「小学校に向けて」を言ってもらうということ。感極まって泣き出すお母さんもいて,先生がティッシュの箱を出したら,子どもたち同士で次々に「次のお母さんに」「次のお母さんに」と箱をまわしていって,子どもたちは気遣いができるなぁと感心した。うちはひとりっこなのだが,ひとりっこもきょうだいが要る子のおかあさんもみんな感極まっていらして,とくに三人きょうだいの真ん中の子は,お母さんが「いつも放ったらかしていてごめんね」と泣いておられた,かな。来年ホームの様子は,4月は順番を守らないとか「自分が」「自分が」だったのが,遊びを通してコミュニケーションができるようになり,トラブルもだいぶ減った。人に言わせることがまだある。「困ってるって先生に言ってきて」「けんかしてるどうしようもないって先生に言ってきて」と。たぶんそれは「失敗したらダメ」「困ってたらダメ」という自信のなさ。繰り返しの中でけんかになってもちょっと自分達で話してみようと言う方向で指導しているので,おうちのなかでも「できたらほめる」でなく経過をほめる。「できてなくてもやったことをほめる」「自信をつけさせる」ことを大事にしてください。

最近ホームの中で気になっているのは「いらつく」「きもい」「むかつく」などの言葉そして「嫌いって言われた,言った」→トラブル→集まりの時間で「こういう言葉で嫌な気持ちになった子がいますよ」ということになっている。この言葉を言われると,そこで「終わり」になってしまう。「きらい」で終わり,シャットアウト。「むかつく」で終わり,シャットアウト。だから「なぜ嫌いって言わなければ言わなかったのか」と担任は聞いている。なぜきもいのか,なぜ嫌いなのか。そうすると「話を聞いてくれなかったから」などと子どもがいう。すると「話を聞いてほしかったといえばいいじゃない」と言える。おうちでも注意してください,と。これには私自身家の中で「きらい」とか「むかつく」とか言ってるなと反省し,息子が「なぜきらいなの」「なぜ好きなの」と言う理由がわかった。ごめんね息子。

あと,母親の一言タイムではまぁみなさん同じようなことで悩んでおられた。話を聞かない,夜寝ない,母親のいうことをいちいちだめという,甘えて離れないので時間がかかる,協調性がない,人が嫌がることをする,繊細なのに怒りんぼう,チャレンジ精神旺盛で旺盛すぎて時間がかかる,マイペースすぎてのんびりすぎる,偏食,まじめすぎてちゃんとした場で固まってしまう,どこまで怒っていいかわからない,他者のお世話しすぎて自分のことをしていない,ご飯を食べ終わらない,片付けない,言葉遣いが悪い,などなど。どことも似たようなことで悩んでおられて,担任の先生の「まぁ,保育所とおうちとでは落差がありますよね」ということばで,懇談は締めとなった。

今回も有意義な参観・懇談でした。そして,保育所児の母親やって4年目でもう参観・懇談・保育所行事も何年目?って感じですが,いまだにどうやって,どういう顔で「保育所の母親」としての顔をすればいいかわからなかったりします。…普通にしてりゃいいのか。