自己変革と自分らしさ

生き方を変えたい,と思っている。もう少し自分が生きやすい方向へと。

自分を変えたい,と思っている。もう少し自分が生きやすい方向へと。

ただ,自分の歴史は自分の歴史であって,これまで自分が積み重ねてきた人生は自分のもの。人によってはそれを「個性」と呼ぶかもしれない。そこは変えたくない。

自分らしさとはなんだろう。

青年心理学の「青年と職業選択」の分野の教材をつくっているときに,「『やりたいこと』にこだわりすぎると,かえって就職が先延ばしになったり,安定した収入が得られなかったりする」という内容のことが書いてあった。

自分らしさというものも,肩肘はって考えなくてもいいのかもしれない。「自分らしさ」なんて本当はないのかもしれない。自分らしさって何ー!!と考えると,かえって自分らしさは遠のく。

自分はこうやって生きてきたなぁとか,そういえば人生の選択においてこういう傾向があったなぁというのがたぶん自分らしさで,そこは変えようとしてもなかなか変わらないものだと思う。

そこを完全に「ないこと」にして「変わりたい」は無理なんじゃないかな,とも思う