書評「なみきビブリオバトルストーリー」1・2

 てっきり続き物だと思って読んだら,作者が同じで(複数),共通する登場人物は図書館の司書さんくらいだったので,どちらかだけ読んでもどちらから読んでも大丈夫だと思う。

なみきビブリオバトル・ストーリー

なみきビブリオバトル・ストーリー

 

 

なみきビブリオバトル・ストーリー2: 決戦は学校公開日

なみきビブリオバトル・ストーリー2: 決戦は学校公開日

 

 ビブリオバトルに参加することにした小学生の本,ではあるのだけれど,1は舞台が公共図書館で,2は舞台が学校だという違いはある。流行りなのかな?ビブリオバトル,および,小学生がビブリオバトルをすることが。

この本を読んでも,ビブリオバトルの勝ち方はわからないが,それぞれの子どもがビブリオバトルに望む心もちがいろいろで(当然だけれど)それがとても興味深かった。本選びに悩み,いかに発表するか悩み,本番では緊張する。それがそれぞれの子どもによって違っていて。

ビブリオバトルでも,これはプレゼンテーション一般にも言えそうなのだけれど,利き手の興味をひくには,思いを込めることなのかなと思った。自分がこのプレゼンテーションを通じて言いたいことは何かを言う。それがビブリオバトルの場合,自分がこの本のどこに一番惹かれたかを伝えることなのかなと思った。

途中途中で出てくる本は実在する本のようで,そちらも読んでみたいなと思った。