心情の吐露

あまり明るくない,心情の吐露になる。そしてまとまりは,ない。

あまりにも元気がなくて,通常のルーティンである家事育児をこなせそうにない,と思っていた。が,意外に動いてみると動けた。限界に挑戦。

みんな,物事のいい面をみなさいという。人のいい面もみなさい,生きてたらいろいろあるから,あんまり悲観的に考えないでなんとかなるさくらいで考えなさいと言われるし,まぁそう主張していると受け取られても不思議のない研究をいままでしてきた。

ある程度余裕がないと,いい面をみるのは難しい。生きてたらいろいろある。それはわかる。ただ渦中にいるとそれがわからない。もしかしたら私は「そんなに悲観的に考えなくてもいいよ」と自分で自分に言いたくて研究しているのかな。

楽観性や幸福感,ポジティブ志向を研究しているということに,私は一応,なっている。だから楽観性万歳,ポジティブ志向ばんざいとは考えていない。むしろ私がどうしても悲観的に,物事の悪い面悪い面ばかり見る人間だから,悪い面も落ち着いてみてみたらプラスになるよ,人間生きているだけでポジティブだよということを証明したくて,こういう方向にきたのかもしれない。

ポジティブ志向,ポジティブ心理学者だが,ネガティブを隠そう,ネガティブはなかったことにしようなんて,これっぽっちも思っていない。悲しいものは悲しい。つらいものはつらい。さびしいものはさびしい。しんどいものはしんどい。それをきちんと受け止めてあげたうえで(すっごいしんどいけど),それでも,そこに光はないかなと思うのだ。だから,ネガティブ無視じゃなくて,ネガティブの力というか,ネガティブの一方で人は必ず強みをもっていて,もしかするとネガティブを経験したことが強みになるかもしれなくて,だから,その力というか可能性に私は賭けている。

そこで頼りになるのはやはり“人”なのだと思う。そこまでは研究としては行きつけていないけれど。

もともと私は頑張り屋で,真面目で,それ以外の生き方を知らない。研究を続けようと思ったきっかけも,つらいことがあっても頑張らなければいけないとき,どう頑張るかということに関心があったからだ。紆余曲折あってここまできたけれど。

頑張って,頑張って,いろいろあったけど頑張って,つらい目にもあったけど頑張って,ここまできた。けっこう限界まできてるんじゃないかと思う。研究の方は,それでなんとかつながっている(出世は望めない)。育児の方も,それなりにでこぼこありつつやっている。たとえなんかあっても子どものことなら頑張れる。まっかせなさ~い!

それ以外のことで,頑張って我慢して自分を押し殺して相手に合わせて,相手の言うとおりになって自分の思い通りにならなかったことについて,もう頑張るのも我慢するのも嫌だということが発生している。しかし,他者の助言や本を見ると,それでもこちら側が相手を理解しようとし,相手に合わせて,自分を調整せねばならないそうだ。

私,どこまで頑張って,どこまで我慢すればいいわけ?

我慢しすぎた結果,だんだんおかしくなっている。それでもこちらが頑張らないといけないそうだ。骨折した人に走れというようなものではないか。

意地っ張りの私は,では走ってやりましょうとなってしまっている。まだまだ我慢する。まだまだ頑張れる。

そのうち,取り返しのつかないことになるかもしれない。それでもいい。

明日命がなくなっても,特に気にしない。

何をやっても憂鬱で,外に出るのもつらくて,外に出ても用事はなく,買い物しようにもお金が減るのが嫌でできない。

私は何がほしいんだろう。何をしたいんだろう。

ゆっくり眠りたいけれど過緊張で眠れない。弱音くらい吐かせてほしい。

「言霊というのがあるから,ネガティブなことばかり書いているとネガティブになるよ」

知ってる。

知ってるけど,しんどいときにしんどいといってなぜだめなのか。つらいときにつらいというのがなぜだめなのか。もう希望がないとまで思い詰めているときに,「もう希望がないなんて書くとそのとおりになるよ」なんて,じゃあ,「もう希望がない」「元気がない」「やっていけそうにない」という気持ちは言語化せずにだまって心の中にしまっておけというのか。

しまってきた結果が,今のこのおかしい状態だ。

それでも私は,光を信じ続けるけれど,その信じる力さえ失いそうな今日この頃だ。

結局私が変わるしかない。変わる元気もない。もう何もかもわからない。

誰か助けてと言いたいけれど,誰も私の人生をかわりに生きてくれないし,助けが得られなかったときに変に期待するとあとがつらいだけなので,誰か助けてとも言わないことにした。

期待もしない。夢もみない。希望もない。

それでもどこかで期待をし,夢を見,希望をもっている。もってても意味ないんだって。傷つくだけだって。結局状況は変わらない,自分が変わるしかないんだから。そして今は変わる気力すらないんだから,ずっとこのままよきっと。