書評「助っ人マスター」
…ネタバレせずに書評を書くのは難しいなぁ。
とにかく「割といい本だったから読んでみて」なのだが,これだけでは,いくらなんでもブログにならないので。
もうとにかく最初の方は主人公に感情移入してしまって,「なんでこの子は学校でも家でもこんな割り切れない思いを抱えながら生きなきゃいけないんだ!」と多少主人公の周りの人間に腹を立てながら読んでいた。
「読書メーター」を読むと,「主人公の抱えたトラウマ」とか書いてある本もあるが,トラウマというレベルなのかどうかわからないけれど,とにかく主人公の抱えたものはけっこう大きくてディープ。でもいろいろあって,周りも,主人公も変わっていくというのが,とても良かったです。