書評「ぐるぐるの図書室」

 

ぐるぐるの図書室 (文学の扉)

ぐるぐるの図書室 (文学の扉)

 

 まはら三桃さんと濱野京子さんが好きだったし,物語の舞台が学校の図書室ということで借りてみた。ネタバレはしません。5つの短編それぞれにそれぞれの魅力がありました。

小学校の図書室は「時々使った」かな。ポプラ社の,ちょっと学年が上の物語を借りるのが好きだった。当時は図書カードだったなぁ。ただ,小学校3年の時に市立図書館の分室が近くにできたので,おおかたそっちで借りていた気がする。

学校の図書館で借りたので印象に残っているのはこれかな。

 

小説の書き方―一子の創作ノート (日本の創作児童文学選)
 

 

チカちゃんは四年生 (子どもの文学 5)

チカちゃんは四年生 (子どもの文学 5)

 

公共図書館で借りたので大好きだったのは薫くみこさんの十二歳シリーズ

 

十二歳の合い言葉 (1982年) (こども文学館)

十二歳の合い言葉 (1982年) (こども文学館)

 

 それと

 

ぼくたちの放課後 (1982年) (こども文学館)

ぼくたちの放課後 (1982年) (こども文学館)

 

 

 

吉田としさん那須正幹さんはよく読んだ。

中学校の図書室はあんまり印象にない…。

高校の図書室は,小説を借りた記憶はあまりないけれど,調べ物をする場所として行った。入り浸っていたわけではないけれど,割とよく使っていた方だと思う。

大学の図書館にはもうむちゃくちゃお世話になりました。附属図書館にも学部の図書室にも。学部の図書室の司書さんにはもうむちゃくちゃお世話になりました。

今は学校図書館司書の方がいらっしゃったり,読み聞かせもあって,学校図書館をめぐる状況はずいぶん素敵だなと思う(よく知らないけど)

最後の座談会の濱野さんのことばが印象に残りました

(引用はじめ)

私も人生には選択肢がいっぱいあるってことを伝えたいと思っています。学校にしろ家にしろ,世界をそこだけに限定して,ひとたびトラブルが起きると「もうダメだ」と思い込んでしまう。でも,選べる世界,考え方はもっとたくさんあるということを提示できる。それが本なのではないかな。

(引用終わり)