さようなら という題をもらった
さようなら という題でブログを書いてとご依頼をいただいた。
さようなら
打ち込むだけで涙が出てくるほど,寂しい言葉だ。
「バイバイ」「またね」「さよなら」「さいなら(関西弁)」よりも,「さようなら」の方が,より重い言葉のように思う。
日常会話で「さようなら」ときちんということがあまりないからかもしれない。だいたい別れるときは「じゃあね」「ほな,また」「バイバイ」「失礼します」。
さようなら という言葉は,永遠の別れを感じさせる。
さようなら さようなら さようなら
手紙の最後にも,さようなら,とは書けない。またお会いできる日を楽しみにしていますと書く。
二度と会えないような気がするからかもしれない
若い頃,友人を突然喪った。まさか二度と会えなくなるとは思っていなかった。それ以来,私は「去年」と言えないし書けない。「昨年」と書く。「去」の字がこわくて。最後に会った時のことを思い出して,あのとき,なんていったっけと思った。そしてその後しばらく…今も時々,人と会って別れる時に,これがずっとのさようならになったらと思うと怖くなる。
さようなら。 言えないし,書けない言葉
向き合うのもこわい。そんなことば