カニ
というお題をとある人から出されたのだが,蟹のことでいいかな。「香に」とかじゃなくて。ましてや「蚊に」とかあまり書きたくないし(書いただけでかゆくなってきた)。
思い浮かぶカニは,実物のカニではなくて,イラストで描かれている,赤くて,甲羅があって,足が適当な本数あって,甲羅から目が出ている,”カニ”
www.irasutoya.comこんなの。
カニは横にしか歩けない,というのは,割と子どもが一番に知る事実だと思う。「かにさん かにさん 横歩き」というのは割と子どもに対して使われるような。
後ろにも縦にも歩けるカニもいるはいるらしいが。
ヨコにしか歩けない,というのは,かなしいだろうな,と思うこともある。でも,カニにとってはそれが「当たり前」で,別にかなしくもないだろうし,特に前に歩こうとも思ってないと思う。カニに気持ちがあれば,の話だが。
カニはカニでそれなりに生きている。私も私でそれなりに生きている。それでいいじゃないですか。
蟹といって思い出すのが石川啄木の
「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」
解釈はいろいろなされているそうだが,あえて解釈しない。ただ,泣きぬれている「われ」がたわむれているのが「蟹」でよかったな,と思う。
ちなみに私は12星座でいうとかに座である。