暑いことと当たり前のこと

暑い。

週間天気予報を見てぞっとする。しばらくは相当暑そうだ。危険なレベルで暑そうだ。

子どものころは朝のうちの涼しい時間に勉強しなさいなどと言われていたが,昨今,もう朝から暑い。

地震で被害の大きい地域に住んでいて(ライフラインは止まらず,実質的な被害はマグカップが1個割れ,家の壁に数か所ひびが入ったのだが),私は「当たり前の日常生活が当たり前のように続いていくことに幸せがあるのではないか」と思った。確かにそう思った。

その「当たり前」が,徐々に変化していくとしたら?

30~40年前は最高気温が30度超えたらびっくりというのが「当たり前」。今は最高気温が35度であるのが「当たり前」,35度を超えたらびっくり。

生命が続く限りはひたすらに自分の幸せを追い求めながら精一杯生きるが,息子が大人になる頃,何が,どういう気象でどういう社会が「当たり前」になっているのだろうか。