父親の役割,母親の役割

父親の役割とはなんだろうかということを時々考える

employment.en-japan.com

まぁ突き詰めれば親の役割とは何だということになるが。ちなみに私は,子どもの養育において「父親」と「母親」の両方が必要だとは思っていない。事情で母親だけの養育,父親だけの養育になる場合もあるだろうし,そのあり方もある,というか,認めるというと高飛車…そういうあり方も,世の中にあるし,その場合も肯定する。それはそれで別の話なので,分ける。

あえて「父親」「母親」と分けた場合なんだろう。

政府はこのように言っている

http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/wlb_120621_02.pdf

tabi-labo.com

parstoday.com

父親の役割 - Wikipedia

あかん,「子育てとは」「理想的な母親とは」「理想的な父親とは」という育児本や育児ブログの類は私がすごく苦手なことを忘れていた…。

結局,一般論としては上のリンクのように語られるけれど,それは本当にさまざまで,結局は各家庭で試行錯誤するしかないのだろう。

そして,実際の子育ては,理想の子育て,理想の母親,理想の父親,理想の子ども,みたいなようにはいかなくて,日夜,今日1日を過ごすのに四苦八苦,七転八倒,しながら,「我が家の」子育てを見つけていくのだろう。

もちろん,発達心理学的にこうだとかいう理論はあるけれど(と,一応心理学者で,なぜか発達心理学の教官の率いるゼミに所属していた私が言う)。

子育て本にこういうふうに書いてあります~,はいはいその通りやります~,やれば失敗しない子育てができます~,というのが実は一番ヤバくて,それ,目の前の我が子見てないから…とは思う。

自分が子育てしてみて,子どもはほんとうに「なまもの」で,自分とは違う人間だから,その心と体を大事にしたいというか,それこそ「今を生かす」サポートしか親はできないのかなと思った。

結局,父親の役割,母親の役割と思って書こうとしていたこととは何かそれたけど,一生懸命考えた結果「一般論はありません。各家庭によって違います」という答えにしかならなかった(ちーん)。

いや,私自身,研究者で,世間的に見たら「お勉強ばっかりで生きてきた人」なので(実際はそういうわけでもないんだけれど),近親者に「お勉強ばっかりしてきたみたいだけれど,あなた家事も育児もできないし,向いてないし,不得手でしょう?」みたいな言い方をされたりそういう行動をされたりするのが悔しかっただけです。

確かにダメな母親かもしれない。子どもの目線に立ってみると,大人の目から見えるものと全然違う世界が見えることを,私は初めて知ったよ。子どもの「なんで?」にすぐ答えることができないよ。目線を子どもの位置までおろしてみると,見えなかったもの感じ取れなかったことを,いっぱい見て感じることが,できた。