書評「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
いまさら読んだベストセラー。「もしドラ」と略されるんでしたっけ…。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
- 作者: 岩崎夏海
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/12/04
- メディア: 単行本
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読み終えて,この本がヒットした理由はわかった気がした。読み物としてとても面白かったから。
経済とは,マネジメントとは何かを知りたい場合は,確かに原著である「ドラッカーのマネジメント」を読んだ方が早いのかもしれない
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/12/14
- メディア: 単行本
- 購入: 210人 クリック: 8,094回
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↑私は読んでません…。
繰り返すが,この本は読み物としてとても面白かった。高校野球の女子マネージャーが「マネジメントとは何か」から考えるために「ドラッカーのマネジメント」を読んでみるという設定がまずおもしろかったし,迷うたびに原著にあたって考えてみて,試行錯誤しながら,ひとつひとつ進んでいくというプロセスが,いいなぁと思った。
ストーリー設定については「こんなうまくいくはずない」「ご都合主義」という感想を持つ人は持つかもしれないけれど,夢があって,よかったなぁ。
ベストセラーになるの,納得!
続編もこれから読むぞ。
書評「翼をください」
読み終えて「これはすごくいい本だ。心にずしんと来た。ぜひ多くの人におすすめしたい」と思った。が,書評という形で書くのは難しいな。とにかく読んで!ぜひ読んで! と思った。
私はこの本を読んで,会社組織の中で働くということ,生きるということについて深く考えさせられた。そして,友達の大切さ。
新卒女性の成長物語,とまとめることができると思うのだけれど,それだけではないものを感じた。
「あの人うらやましいな」と思われる人も,その人なりの悩みを抱えている。
もしかしたら私も,他者から見たら「あの人うらやましいな」と思われているのかもしれない。でも,私なりの悩みはあることはあるんです…。
そして,「どうせ私なんて」と思っている人も,他者からみたら「あの人にはかなわないな。いいな。うらやましいな」と思われていることがある。
私はけっこう「どうせ私なんて」と思っているが,もしかしたら,私なりの強みがあるのかもしれない(それが何かわからないけど…)
結末はネタバレになるので書きません。とにかくめっちゃおすすめだ。
おばあちゃんありがとう
スーパーのフードコートでぼけっとしていたら,見知らぬおばあちゃんに声をかけられた。
そのまま,話し込んでしまった。
子どもがひとりいるんです。いまは保育所に預かってもらっていて,いまはちょっとリフレッシュしたくて,ここでぼーっとしていて…,ほんとは家に帰って家のこともしないといけないんですけどね,忙しくて,今日も子ども怒っちゃって,みたいな話をした。
おばあちゃんの言うことには「お母さんも自分の時間必要。心身ともにお母さんが元気であってこそやで。昔は5人も6人も子どもがいたけれど,いまは少ないな。2人とか3人とかやろ。貧乏人の子だくさん,いうてな…」と。
とにかく,お母さんも自分の時間必要,リフレッシュ必要,さぼってていいと言われたことにすごく救われた。ダッシュでTwitterにメモしたのでTwitterがわけわからないことになっているけど
おばあちゃんありがとう。
スマホに頼らず,会って話すこと大事にしたいんです。こうやって会って話して,いまは葉書書いてたんですけど,葉書,電話,アナログにしたいんです,というと,えらいねといわれちゃった。
えへ。
どこに向かって頑張るか
いままで、頑張って、頑張って、頑張って、頑張ってきた。頑張って頑張って、実は健康を害している。
なんのためにどこに向かって頑張ってきたのか。
地位や栄誉やお金を得るため?
それが何になるのだ。生きてないといけないし私は生きたいのだ。
誰かの喜ぶ顔を見るのが幸せ。幸せ?それは本当に「私の」幸せ?私自身の幸せはどこに行った?
本を読むこと、そして、文章を書くことが好き。ドラえもんも好き。
自分と向き合いながら。向き合いながら。
「頑張らないことを頑張る」ことにも慣れないといけないかもな~
洗濯物濡れてても死なないけど、きちんと休養しないと死ぬこともある
不燃ごみに出せないベビーカー
自分にとって何が必要なもので,何が不必要なものかを見極めるために,少しずつ大掃除をしている。いらないものは思い切って処分している。もともと,旅のレシートとかレシートの半券とか,想い出だと思って捨てられない性分であった。それらを思い切って捨てた。
こわれた椅子捨てた。電池もどれが生きている電池かわからないので電池チェッカーを使って捨てた。食事椅子は捨てたのだが机にあたる部分だけ残っていた。それも捨てた。こわれた扇風機も捨てた。ベビーゲートも使い物にならないので捨てた。
ベビーカー捨てようと思った。実は非常になさけない話だが,重い目のけっこういいものを買ったのだが,子どもが3歳頃に私がすごくかっとしていらいらしてベビーカーを蹴ったか何かしたことがあって(注:子どもや配偶者に手は出していません!子どもは殴っていません…でも絶対子どもにとっては悪影響…),売れないし譲ることもできないし,ごみにするしかない。
不燃ごみで捨てようと思って,出してきた。
でもゴミ置き場に移動させようとしたけれど,どうしても,できなかった。壊れてるのに。使い物にならないのに。
産後間もない時にこのベビーカーと抱っこひもであちこち行った。踏切でひっかかってどきどきして周りの人に助けてもらったこともあったなぁ…。
「おいておいても意味ないよ」と”理性的な私”は言うが,感情がついていかないので,今回の不燃ごみには出しません。
心がしんどい若者
「いい年齢をした中年女性」である私だが、大学の研究と教育に関わった経験のある者として、気になることがある。
心がしんどい若者、大学生は、いま、どのようにしてどのように過ごしているのだろう。より具体的にいうと、心の病を抱えている可能性のある若者である。
メンタルクリニックにかかっているか否か、何らかの診断がついているかどうかに関わらず。「私は心の病を抱えているかもしれない」と思っている者も含めて。
高校のことはよく知らないが、大学にはたいてい学生相談室のようなものはある。しかし、敷居は高い…ことはないか?
メンタルクリニックにいってみるという決断はできるか?
なぜこれが気になったかというと、患者の自助グループのリアルの集まりやリアルのイベントにいってみると、けっこう年齢層が高いという話を耳にしたからである。
自助グループに参加している人も若い頃からしんどい思いをしてきた人が多いので、若い層のことを心配しているが、なにせ、見えないわからないので、と聞いた。
そして私自身も「いい歳」なので…
でも、「心の病」を治す医療的行為をするのは医師という職業の人にしかできないが。
心のケアを本格的にするのは、公認心理師、臨床心理士という資格をもった人になるが(筆者はどちらの資格ももっていません)
いま、心がしんどい10代20代の人が、大丈夫かなぁ…。
まぁ年齢にかかわらずみんなが生きづらい世の中ではあるが。